日本の新しいユースホステルデザインコンペティション

課題「日本文化を触媒とした異文化交流空間」

学生対象

日本の新しい宿泊施設のデザインを募集します

2012 Youth hostel World design competition

主催 株式会社国際交流村

2012 YOUTH HOSTEL WORLD DESIGN COMPETITION

Communication Space as a Catalyst for Japanese
Cultural Exchange

応募作品投票

投票された方には豪華プレゼントを用意しております。
こぞって投票をお願い致します。
I am preparing the gorgeous present for the direction for which its vote was cast. Please all give me vote.
・VAXPOT(バックスポット) アレンジケース 4点セット
・Bag'nBag
・GAMBARU SHOP シークレットウエストポーチ 黒色
・Akafuji あかふじ パスポートカバー [ パスポートケース ]
詳細はこちら
  • 2159_1
  • 2159_2
  • 2159_3
  • 2159_4

近年、ネットカフェのような安価で簡易的な宿泊施設の普及を前にして、ユースホステルはもう一度自身の魅力と価値を明らかにする必要があると考えます。個室に閉じこもらないユースホステルは、宿泊施設である以上に、他者と関係をもちながら、場や空気を共有します。そのような実体験を通すことで、異文化の交流場としてユースホステルは、今以上に期待される場所となるのではないでしょうか。
その国の文化とは、結果からのみ見いだされるべきではありません。
過去の経験から生み出された結果として使用され続けている、畳のような日本特有の素材を使用する事は、日本文化の一片を経験することになるかもしれません。しかし、果たしてそれが日本文化への真の理解へと繋がるのでしょうか。結果を知るのでは無く、その文化に至った背景を知り、共感できる場が必要とされているのではないでしょうか。
日本から遠く離れた西洋では、組石造の同一素材から成る建築の外壁が都市の景観を構成してきました。そして壁により、「線」で明確な境界の認識が行われてきたといえます。
一方日本では、境界認識が「面」により行われてきました。
例えば、その場所にしめ縄があるだけで、神聖な領域だと共通認識を持てたり、縁側のように緩やかな他者との境界を作ったり、壁がなくとも他者との距離を計ってきました。生活も同じく古くから床を元に考えられてきました。日本特有の畳の大きさを基準に床から住宅は立ち上がり、町並み、都市空間の成り立ちにまで影響を与えてきました。
既存の床スラブを一度取り除き、1階から3階が吹き抜けとなった柱と梁だけの空間に、新たに床を構成するグリッドをはめ込みます。玄関の段差や、家具・家のスケールを床スラブにより置き換え、それを積層させることで、床による「面」を経験します。
それこそが結果ではなく共感できる経験を通して日本文化を知ってもらうことになるのではないでしょうか。

Loading ... Loading ...

copyright © 株式会社国際交流村 all right reserved.