日本固有の文化である畳は日本の空間を作り上げてきた。その最小単位である1畳に着目し、1畳空間（個の空間）から大部屋（共有空間）までを順につなげる。
1畳というモジュールは人が寝ることができ、その1畳を押し入れのようにすると自熱によってその1畳空間を温めることができる。1畳空間は2人部屋、4人部屋、8人部屋があり、襖を開けることによって16人部屋、32人部屋等拡張することができる。
その1畳空間は外と中をつなぐ役目を果たし、外と中の緩衝空間として断熱の役割も果たす。外、ウッドデッキ、1畳の個室空間、ユニット、中廊下、大部屋の順に中心に向かった配置となっており、日本独特の緩衝の役割をそれぞれが果たす空間配置とした。