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「小上がり、大下がり」
どの国にも特有な魅力的を持つ空間が存在する。イタリアのポルティコや、アメリカの住宅街で良く目にする玄関前の広いポーチなど、普段の暮らし方の知恵が根付いている場所がある。そこで、日本の暮らし方を振り返ってみると、「小上がり」と呼ばれる空間がある。それは、家の中では靴を脱ぐという日本独自の習慣からきている。日本民家の室内へのアクセス方法は、土間という靴をはいて歩行する場所から、少し高くなった小上がりで靴を脱ぐことで、境界が出来ている。生活のニーズが変化する中で、小上がりは仕切りのない小さな部屋風な空間として、仕様が変わりながらも私たちの生活の中に浸透している。
今回、日本の新しいユースホステルを考える際に、「小上がり」を中心に展開した空間を提案する。可動式の小上がりベッドと小上がりベンチ考え、宿泊者が一定時間居れる場所をつくる。小上がりベッドは、宿泊者の総収容数に応じてレイアウトを移動させる。小上がりベンチは3人が腰掛けるのにちょうど良い大きさとし、これも使い方に応じて移動できる。また、プライバシーを確保するために、ベッドとベンチは、のれんが掛けられるようにしてある。のれんは境界をゆるくつくりながら、相手との距離を確保してくれる。また、宿泊者が短期的に利用するラウンジや朝食を食べる場所は、少し下がった空間を大きくつくる。すっぽりと下がった空間「大下がり」は、縁に腰掛けたり、大勢の居場所となる。大下がりにも、のれんが掛けられ長さを調節することで場所の使い方が多様にする。夜間は全ての、のれんを床まで下げることで、大部屋のプライバシーを確保する。日本特有の空間やアイテムを使いながら空間を構成することで、ゆるく繋がりながら、場所をつくる、居心地の良い空間が生まれることを期待する。
