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- 夜は長い -
異文化交流の要素をもつ、ユースホステル。
グローバル化が進行する現在、ユースホステルは、世界をつなぐ空間になりうると考えられる。
そこで、宿泊優先の空間ではなく、利用者間とのつながりを創出させる空間を提案することで、利用者の新たな明日を切り開く、そんな空間。
課題としてあった、
・「ユースホステルにある異文化交流の要素」を活かすということ
・現代の若者に合ったものとは、
という2点を重点的に考察してきた。
そのなかで、見出したのが、先にも述べた、[寝る]ではなく[しゃべる]であると感じた。
そこで私が、今回の設計でテーマにしたことは、「寝る施設ではなく、会話を楽しむ施設」である。
今の若者は、「泊るなら安いところ」、「泊るならカプセルホテル」となっているように見受けられる。そして結局、何もしゃべることなくその宿を後にする。限られた時間の中で交流するという重要性は、震災のときに痛感した。そんなことがあってはならないように、異文化交流だけでなくもっとたくさんの人と会話をし、知識を身につけ生活していくことが、今後の人生が後ろではなく前へ前へと進んでいくのではないだろうか。
今回「寝る施設ではなく、会話を楽しむ施設」として設計をしたのが、右の図面である。計画は、シンプルに宿泊、交流、衛生の3つのゾーンで分けて考察した。
宿泊ゾーンは、利用者が寝るためのゾーンではあるが、寝ることよりも会話をすることを優先して考察したものである。そのため、ベッド以外に、ちょっと集まって会話をするスペースや5,6人でざっくばらんに会話をして過ごすスペースを意識的に設けた。
交流ゾーンでは、できればみんなで食事をし、知識や人々を知り、共有してもらうことがねらいである。
テーブル席はなく、横に長い1列のカウンターテーブルのような作りとした。人・テーブル・人という距離感でさえも短くしようと考えた。カウンターテーブルにすれば、隅以外は必ず、誰かが座ることとなる。掘りごたつ型のカウンターテーブルと縁側をイメージさせる木の床板、そして、前を見ると窓から見える美しい景色などまさに日本らしさを感じさせる空間となり、
利用する人の心も安らぐであろう。
衛生ゾーンは、トイレやシャワーなど水回りのものを一つにまとめて中央に配置した。防犯性や衛生面から、利用者だけがはいれるように動線を考慮した。
夜の会話は、会議室や集会所のような大きな空間ではなく、隙間など、すっぽりはまるような空間のほうが話しやすいと考えられることから、このように隙間スペースを多用した。
