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・VAXPOT(バックスポット) アレンジケース 4点セット
・Bag'nBag
・GAMBARU SHOP シークレットウエストポーチ 黒色
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私は、空間の「曖昧さ」をテーマにしたユースホステルを提案する。
島国である日本は外国からの侵略を受けることなく、日本人独自の同質性を維持してきた。そのため、社会との調和を守るべく自己主張を避け、「曖昧さ」が美徳とされてきた。その曖昧さは日本建築にも見られ、中の様子が見えるようで見えない障子や、内部なのか外部なのか曖昧な空間を生み出す濡れ縁などが挙げられる。
しかし、グローバル化の進む経済取引などのコミュニケーション能力が必要とされる場では、日本人の曖昧で控え目な態度が交渉の障害となっている。このように、日本では美徳とされながらもグローバル化の中ではネガティブな要素となってしまう「曖昧さ」を建築を通してポジティブなものに変換し、その空間の中で異文化交流の活性化を期待する。
今回のユースホステルでは移動空間の曖昧化を主体に、新たなコミュニケーションの場を誘発することを狙いとしている。まず空間をグリッド状に細分化し、一つひとつのブロックにそれぞれ空間的機能を持たせる。そして、その空間を開口高の異なる3種類の開口で繋いでいく。
この操作により空間を構成していく。図書スペースやコンピュータスペースなど公共空間が移動導線となっているので、公共空間を利用する目的をもった人同士だけでなく、単に空間を横切った人も何かしらの交流のきっかけとなる。また、宿泊室は4人部屋のブロックが複数繋がり合って構成されている。そのため、大部屋でもプライバシーはある程度保たれる。また、隣り合う宿泊室からのみアクセスできるコミュニケーションスペースがあり、ここでは宿泊者同士のより親密な交流を期待するとともに、宿泊室までも移動空間の一つとして機能している。
朝食スペースは南東に位置し、宿泊者は朝日を求めてここに集まり、日中は外でそれぞれ活動する。夜は全てのブロックが均質なものとなり、各々が好きな空間で時を過ごすことができる。
